「保育士のおまもり」へようこそ。
このブログは、私と同じように「辞めたいのに、動けない」保育士さんに向けて書いています。
今日は、少しだけ私の話をさせてください。
保育士を19年続けて、最後の3年は「辞めたいのに動けなかった」日々でした。同じような気持ちでこの記事を読んでくれているなら、ひとつの体験として読んでもらえたらうれしいです。
「子どもが好き」で、保育士になった
保育士になりたいと思ったのは、自分が幼稚園にいた頃です。
人見知りで、困っていても「困ってる」と言えない子どもだった私の気持ちに、担任の先生はいつも先に気づいてくれました。
「言わなくても、わかってもらえる」——その安心感が嬉しくて、
「いつかあんなふうに、子どものそばにいられる人になりたい」と思ったのが入り口でした。
担任を持って、毎日「この仕事をしていてよかった」と思えた
初めて担任を持ったのは、1歳児クラスでした。
慣らし保育の時期は教室が泣き声でいっぱいで、私のほうが泣きたくなった日もあります。
でも日が経つにつれて、朝、私の顔を見つけると笑顔になって、両手を伸ばして抱っこを求めてくれるようになりました。
その小さな両手の重みが、「この仕事をしていてよかった」と毎朝思わせてくれました。
持ち帰り仕事と、休めない週末
でも、現場の現実はキラキラだけじゃありませんでした。
連絡帳・行事の準備・制作物・指導案——
平日は子どもと向き合っていると、書類仕事は終わりません。
気づけば、毎週末に仕事を家に持ち帰っていました。
「これが普通」「みんなやってる」と自分に言い聞かせて、
それでも、土曜日の朝に書類を広げるたびに、心の奥が静かに沈んでいきました。
「辞めたい」と思ってから、3年動けなかった
本格的に「辞めたい」と思い始めてから、実際に辞めるまでに3年かかりました。
3年です。
今思うと、長かった。
その3年間、私は週末になると求人サイトを開いていました。
でも、登録もせず、ただ眺めるだけ。
保育士の求人を見ては「やっぱり同じだ」と閉じる、その繰り返しで、時間だけが溶けていきました。
なぜ動けなかったのか
振り返ると、動けなかった理由は3つありました。
1つ目は、「保育の仕事は好きだったから」。
子どもと過ごす時間は、本当に好きでした。だから「環境が嫌なだけで、仕事は好き」という気持ちが、私を辞めさせてくれませんでした。
2つ目は、「次が見えなかったから」。
保育士以外に何ができるのか、自分の市場価値が分からない。
だから求人サイトを見ても、自分が応募できる場所がイメージできませんでした。
3つ目は、「相談できる人がいなかったから」。
保育士の友達に話すと「私もそうだよ」と返ってきて、結局誰も動けない。
家族に話しても「もう少し頑張ってみたら?」で終わってしまう。
辞めたあとに気づいたこと
辞めてから、いくつか気づいたことがあります。
「もっと早く動いてよかった」——これが、一番強く思うことです。
あの3年間、私が抱え込んでいた重さは、辞めた瞬間にスッと消えました。
「自分が悪い」「私が弱い」と思っていたことの多くは、職場環境のせいだったと、外に出てから初めてわかったんです。
今、つらいあなたへ
もし今、3年前の私と同じように「辞めたいのに動けない」週末を過ごしているなら、
ひとつだけ伝えたいことがあります。
動けない自分を、責めないでください。
動けないのは、あなたが弱いからじゃありません。
子どもへの愛情と、職場のしんどさが両方あるからこそ、簡単に決められないんです。
このブログでは、私が3年かけて整理してきた「動けない理由」と「動くためのヒント」を、できるだけ正直に書いています。
読みたい記事から、ゆっくり読んでもらえたらうれしいです。
あなたの心が、少しでも軽くなりますように。